こんにちは。エグゼムギターメタル高橋デス。
本日は、ギターブリッジにできた酷いくすみやサビを掃除する方法について解説します。
このギタークリーニングシリーズでは、前回はペグのくすみ落としについて解説しました。
今回はその続きで、ブリッジ編になります。
ペグと同じにく、ギターブリッジも放置をしているといつの間にか白いくすみができていることがありますよね?
この酷いくすみがあると、ギターの輝きが失われますし、見た目もダサくなってしまいます。
ですので、ギターブリッジの白いくすみについて悩んでいる方は、この記事を読んで、ギターブリッジをピカピカにしていきましょう!
私もギターブリッジにくすみが出来てしまいので悩んでましたので、とても為になる記事だと思います。
記事をお読みの前に、公式YouTubeチャンネルで動画解説がありますので、まずはこちらをご視聴くださいね。
くすみ落としの失敗事例
まず初めに、ギターパーツのくすみ落とし実験の失敗事例をご紹介します。
ギターパーツ磨きの方法については、各所で色々な方法が紹介されています。
ただ、中には効果のない方法もありますので、先に失敗事例を知っておきましょう。
サビ取りホイル
しつこいくすみを落とす為に役に立つと思っていたのですが、結果的にはパーツに傷がついてしまっただけで終わりました(笑)
この商品は強烈なサビがある箇所に対して、傷がついても良いくらいの勢いで削る為の商品なため、これはブリッジのくすみ落としには使えないです。
真鍮ブラシ
真鍮ブラシでくすみを掃除できるという情報があったので、実験的に使用してみました。
ただ、その結果は全く何も変化なしでした。
真鍮ブラシでいくら磨いても、状態は一切変わらないので、このアイテムを使用するメリットはないでしょう。
なるほど!
サビ取りホイルと真鍮ブラシではダメだったんですね。
ギターブリッジの掃除に必要なアイテム一覧
お次は、ギターブリッジ掃除に必要なアイテムをお教えしていきます。
まずは、このアイテムは今後も使用することが出来ますので、ギターメンテナンスグッズとして用意しておきましょう。
ギタークロス
まず必要なのがギタークロスです。
研磨剤での磨き作業になりますので、フレット磨き用みたいにそれ専用のクロスを用意しましょう。
ちなみに、このようなバフをドリルなどに取り付けて磨くと楽です。
ピカール金属磨き
定番のピカール金属磨きです。
今回は液体型を使用しましたが、この作業はクリーム型の方が向いているかもしれません。
お好きな方を購入しましょう。
サンドペーパー
サンドペーパーには番手というものがあり、数字が小さいほど荒い番手で研磨力が強いです。
今回の作業では300〜1500番くらいの紙ヤスリがあれば良いでしょう。
ギタークラフトやリペアで必ず必要になる商品なので、この機会に用意することをオススメします。
ダイヤモンドペースト
ダイヤモンドペーストは、紙ヤスリやコンパウンドよりもさらに細かい番手の研磨剤になります。
コンパウどがおよそ3000番の番手に対し、今回使用したものは1万番まであります。
さらに細かい番手のものもありますが、ひとまず1万番でも十分です。
シャイニーマン
こちらも以前のペグ磨きで使用したシャイニーマンです。
気持ち程度に、仕上げとしてつけて磨くと綺麗に輝きますので、オススメです。
私も早速購入したので、記事をお読みのあなたも今すぐ揃えよう!!
ギターブリッジのくすみ掃除をする方法
必要なアイテムが揃ったところで、ギターブリッジの掃除を開始します。
まず手順はこちらです。
300番〜600番のやすりでくすみを落とす
800番〜1500番のやすりで傷を細かくしていく
コンパウンドで磨く
ダイヤモンドペーストで磨く
シャイニーマンで仕上げ
300番〜600番のやすりでくすみを落とす
まずは、なかなか落ちない白いくすみを落としていきます。
もちろん、コンパウンド磨きだけで全て落ちればいいのですが、そう簡単にはいきません。
出来れば800番くらいのやすりで落としたいのですが、800番で磨いても中々くすみは消えません。
あまり傷はつけたくないのですが、くすみを落とす為には300番〜600番のやすりで削る必要があります。
ただ、それなりに傷がついてしまいますので、この作業をしたあとは、細かい番手で丁寧に磨いて、荒い傷を細かくする意識で削っていきましょう。
800番〜1500番のやすりで傷を細かくしていく
大まかにくすみが消えたあとは、800番〜1500番の紙ヤスリで磨いていきます。
600番でついた傷があるので、そちらを消すように磨いていきます。
かなり根気のいる作業になりますが、ここでの磨きが仕上がりに影響してきますので、頑張りましょう。
サンドペーパーで磨いているだけで、それなりに輝いてきますので、ある程度磨いたあと、次の作業に入ります。
コンパウンドで磨く
サンドペーパーで磨き終わったら、いよいよ金属磨きで研磨していきます。
専用のギタークロスにコンパウンドを適量つけ、パーツを輝かせていきます。
ここでも、やすりの傷を消すという意識が磨いていきましょう。
ある程度輝いたら、もう最初とは見違えるほど輝いていると思います。
この段階で十分かもしれませんが、さらなる輝きを求める方は、次の作業に移りましょう。
ダイヤモンドペーストで磨く
ダイヤモンドペーストはコンパウンドよりもさらに細かい番手で磨くことができます。
コンパウンドはおよそ3000番くらいの番手ですので、3000番以上のペーストを使って磨いていきましょう。
1万番くらいまで段階を踏んで磨けば、新品同様の輝きが戻っているはずです。
シャイニーマンで仕上げ
こちらについては気持ち程度の仕上げになりますが、シャイニーマンで仕上げると最高です。
シャイニーマンに付属のメガネ拭きのような布で最後にカラ拭きを行うと、最強の輝きを取り戻すことができます。
ここまでかなりしんどい作業になったと思いますが、頑張った分は輝きとして帰ってきますので、気合がある方はチャレンジしてみてください!
作業お疲れ様でした!
ギタークリーニング編の記事は他にもありますので、ついでに見ていってくださいね!