こんにちは。エグゼムギターのメタル高橋デス!
当ブログでは、エレキギターを演奏している全ての方のために、お役立ち情報を配信しています。
そして、今回のテーマは、エレキギターのチューニングについてです。
以前書いた正しい弦交換編の続きの記事となります。
ギターを演奏する方であれば、誰もが行うチューニングですが、意外と正しいやり方で出来ていない方が多いのが現状です。
チューニングを正しく出来ないと、ギターという楽器自体が成り立ちませんので、初心者の方はもちろんのこと、中級者以上の方も復習をかねて確認してみてください。
- エレキギターの初心者
- チューニングの正しいやり方を知らない方
- チューニングが苦手な方
- チューニングがずれてしまう方
- 正しいチューニング方法を学べる
- チューニングがずれにくくなる
- チューニングが早くなる
まずは動画でやり方を確認
まずは動画でやり方を確認してから、記事の内容をチェックしてね!
エレキギターのチューニングバリエーション
エレキギターのチューニングとはいっても、実は沢山のバリエーションがあります。
一番メジャーなのが、レギュラーチューニングと言われているものです。
基本的にはレギュラーチューニングを使用するシーンがほとんどですが、音楽ジャンルによって大きくチューニングが変わってくることがありますので、ここでいくつかの音程パターンを紹介しておきます。
レギュラーチューニング
レギュラーチューニングはもっともメジャーなチューニング方法です。
8弦=F#
7弦=B
6弦=E
5弦=A
4弦=D
3弦=G
2弦=B
1弦=E
ひとまずこれさえ覚えておけば問題ないと思います。
各弦の音の覚え方
6弦〜1弦にの音についてですが、覚えやすい語呂合わせがあります。
僕がギターを始めた時、初めて買った教則本に書いてあった音階の覚え方なのですが、今だに頭に残っているフレーズです。
家でギターでビートルズを演奏する
いえでギターでビートルズをえんそうする
EADG B E
○音下げチューニング
そして、レギュラーチューニングの次にメジャーなので、○音下げチューニングでしょう。
半音下げチューニングや1音下げチューニング、ゴリゴリのデスメタルでは、2音下げチューニングなんかも存在します。
これは単純に、全弦を一定の度数下げるだけですので簡単だと思います。
ドロップ○チューニング
そして稀に、ドロップ○チューニングという方法も利用される時があります。
一番良く聞くのが、ドロップDチューニングですね。
このドロップというチューニングは、基本的に6弦だけを低くするやり方になります。
6弦=D
5弦=A
4弦=D
3弦=G
2弦=B
1弦=E
これがドロップDチューニングになります。
そのほか、ドロップC#、ドロップCなどもあり、その場合は5弦〜1弦も音程を下げます。
チューニングについては、かなり多くのパターンがあるため、ひとまず本記事では基本的なものだけ紹介しました。
さらに詳しい話は、別きじで解説しますね。
チューニングのヘルツ数は?
チューナの設定によって、ヘルツ数を選択できる場合があります。
ギターチューニングで使用するヘルツというのはA=ラの音の周波数を選択する際に使用します。
一般的なギターチューニングに使用するヘルツ数は440ヘルツです。
そのほか、441ヘルツ、442ヘルツを使用するパターンがありますが、ぶっちゃけ違いはほとんどありません。
絶対音感並みの聴力を持っている方でないと、なかなか聞き分けることができないと思いますので、基本的には440ヘルツさせ使っていれば問題ありません。
エレキギターの正しいチューニング方法
さて、チューニングの基礎知識がついたところで、いよいよ実際にギターのチューニングをしていく手順に入ります。
まずは一番基本的な6弦ギターのレギュラーチューニングを例にやり方を解説していきます。
- ギターを演奏する姿勢で構える
- 弦を良く伸ばす
- ペグを回して音程を調整する
- ひたすら弾き倒す
- 再度音程調整
ギターを演奏する姿勢で構える
まず、ギターをチューニングする際の姿勢についてです。
たまに、机に寝かせた状態で行う方もいますが、正確にはNGです。
重力によって多少なりとも弦の振動に影響が出ますので、演奏する向きでチューニングを行いましょう。
弦を良く伸ばす
次に、意外と忘れがちなのが、弦を良く伸ばすという手順です。
新しい弦を張ったばかりの状態では、弦がカチカチなので、チューニングが安定しにくいです。
弦を良く伸ばして馴染ませるだけで、だいぶ良くなりますので、弦交換をした際は良く弦を伸ばしてからチューニングしましょう!
ペグを回して音程を調整する
次は、チューナーを見ながら音程を合わせていくだけです。
この時、注意点があります。
- 12Fのハーモニクス音でチューニング
- 低い音程から高い音程に巻いて合わせる
チューニングをする際に、ただ弦を弾いて鳴らす方がいますが、△です。
正確には、12Fに指を触れて弦を弾くと鳴る「ハーモニクス音」でチューニングしていきましょう。
そうすることで、弦の振動によって音程が揺らぐことが無くなります。
また、動画で話したように、ペグを巻いて合わせる際に、巻きすぎて音が高くなりすぎる時があります。
その際は、戻して合わせてはいけません。
一旦中点から戻してから、低い音から高い方に合わせるようにしましょう。
演奏と再調整を繰り返す
最後に、6弦〜1弦を何度か調整したあと、まずは弾きまくりましょう。
そしてまたチューニングを繰り返します。
そうすることによって、どんどんチューニングが安定していきます。
ロック式トレモロ フロイドローズチューニングのやり方
チューニングをする上で一番厄介なのが、ロック式トレモロ、いわゆるフロイドローズタイプのブリッジです。
初心者泣かせのブリッジですが、チューニングの安定化にはこれより勝るものはありません。
フロイドローズのチューニングはについては、特に特殊なやり方はなく、上記で説明したような手順でチューニングを行います。
その後、ロックナットを締め、閉めた時に若干チューニングがずれるので、ブリッジのファインチューナを回して合わせていきます。
ギターのチューニングが狂うのはなぜ?原因は?
そもそもギターのチューニングが狂ってしまうのはなぜ何でしょうか?
基本的にチューニングがずれてしまうのは、弦が元の位置に戻っていないことが根本的な原因になります。
例えばアーミングをした時に弦が動きますが、その時ナットの滑りが悪いと摩擦で弦の位置がずれてしまいます。
どれだけアーミングをしても、チューニングが完璧にあった状態の位置に弦が戻れば、音程は一致しますので、音程がずれているということは、弦の位置が何かしらの原因でずれてしまっているということになります。
ここでは基本的な原因や対処方法について解説します。
- ペグを戻して音程を合わせている
- 新品の弦をよく伸ばしていない
- ペグの不具合や粗悪品
- ブリッジが正しく取り付けられていない
- ブリッジの構造上の問題
- ナットの滑りが悪い
1と2については、基本的なチューニング方法に沿って行えば問題ありません。
ペグの問題
安いペグを使っていたり、壊れていたりすると、もちろんチューニングは安定しません。
せっかくペグを巻いても、弾いているうちにペグが戻ってしまっていたら、元も子もありません。
これについては、ペグを交換するしか対処方法はないと思います。
ブリッジの問題
ブリッジを固定するためのビスがずれていたり、取り付けに問題があって斜めにブリッジが付いていたりすると、チューニングが安定しないことがあります。
これに関しては、ギターの作りそのものに問題がありますので、最悪パーツの組み直しをしないと改善は難しいです。
また、シンクロナイズドトレモロは、構造上若干の問題があり、チューニングがずれる原因にもなっています。
それを改善したSonic製のブリッジなどもありますので、ブリッジ交換をするという手段も考えておきましょう。
ナットの問題
実は、このナットの問題が一番良く見る原因です。
弦が元の位置に戻らない原因は、ナット溝で摩擦が生じることによるトラブルが多いです。
ナット溝の形が問題だったり、弦のゲージを変えたことによって、溝の形が合わなくなったり…
摩擦が原因の場合が多いので、グリスを溝に塗ったり、ある裏技で簡単に改善することが可能です。
その裏技については、後日解説していきたいと思います。
5秒でギターチューニングができる裏技
さて、ここまで面倒臭いギターのチューニング方法について、初心者向けに解説してきましたが、実はこんな面倒なことをしなくても、5秒でチューニングをできる裏技があります。
それは、自動チューナーを使う方法です。
詳しくは下記の記事で確認して欲しいのですが、自動で弦を巻いてチューニングを合わせてくれる神アイテムが存在しています。
このアイテムさえあれば、ギターチューニングの悩みは全部吹き飛びますので、ぜひ試してみてください!
チューニングする際にあると便利なアイテム
上記の神ツールに加え、チューニングをする際に便利なアイテムはいくつかあります。
もちろん、チューナーは必須ですので、持っていない方は買っておきましょう。
そして、あると超便利なのがストリングワインダーです。
手動と電動がありますが、予算次第でどちらからあると便利ですので、用意しておきましょう。
本日の記事はここまで!
他にもお役立ち記事があるので、見ていってね!