こんにちは。
エグゼムギターのメタル高橋です。
この記事では、エレキギターのストラップピンをロック式タイプのストラップピンに交換する方法について解説しています。
ライブ演奏時のギターの落下を防ぐために重要なロックピンですが、何も知らずに交換しようとしてしまうと、大きな危険があります。
最悪ビスが折れ、大きなリペアを必要とする最悪の事態になりかねませんので、もしロックピンタイプに交換したいと思った場合、この記事を参考にしてみてください。
シャーラーギターロックピンへの交換方法を動画で解説していますので、まずはチェックしてね!!
オススメのシャーラーギターロックピン
エレキギターのストラップピンをロック式に交換するに当たって、まずはロックピンの準備が必要です。
僕がオススメしているのは、やはりこちらのシャーラータイプのロックピンになります。
一番メジャーなものだと思いますし、見た目もカッコイイです!
そして使い勝手の方もよく、ワンタッチでストラップを着脱できる仕組みなので利便性も高いです。
もしまだロックピンを用意していない場合、こちらから購入してみてください。
超便利なロックピンなので早速買っちゃおー!
既存のストラップピンと
ロックピンのビスの径を測る
そして、ロックピンの用意が出来て次にすることは、ビスの径と長さの計測です。
ストラップピンの交換で一番重要なポイントになります。
もしストラップピンの径と長さが同じくらいであれば、加工の必要はありません。
そのまま普通に付け替えるだけで完了です。
ただし、ロックピンの方のビスの径が太かったり、長かったりした場合は、ビス穴の拡張加工が必要になります。
これをせずに無理やりねじ込むとビスが折れて取り返しのつかないことになります。
なので、まずはビスの径を計っていきます。
既存のストラップピンを取り外します。
取り外しましたら、まずはビスの長さから見ていきましょう。
見ての通り、明らかに長さが違います。
ですのでこの時点で、穴の深さの拡張加工が必要です。
次にビスの径について見ていきましょう。
既存のビスの径は3.5mmくらいです。
そして、ロックピンの方は3.6mmくらいの径でした。
ビスの径の差が、0.1mm~0.2mmくらいであれば、径の拡張についてはそこまで考えなくても良いでしょう。
ということで、ビスの下穴の径は、既存の穴と同じくらいで開けていきます。
木材に開けるビス穴の径
木材に開けるビス穴の径で迷う方が多いと思いますので、一つの基準をお教えします。
メイプル、エボニーなどの硬い材
→ビスの径ー0.2mm
アルダー、マホガニーなどの普通の材
→ビスの径ー0.5mm
スプルース、バスウッドなどの柔らかい材
→ビスの径ー0.7mm
これがドリル刄の径を選ぶ基準になります。
今回はおそらくアルダーボディになりますので、
3.6-0.5=3.1mmのドリル刄が適正な径になります。
3.1mmがない場合は、3mmのドリル刄を使用して下穴を開けていきましょう。
ビスの径に適した下穴をあけないとビスが折れるので要注意!!
穴空け加工前の下準備
ギタークラフトをする上で、ドリルでの穴空け加工をするシチュエーションはたくさんあります。
その際に安全面を考えて行うことが、深さのマスキングです。
このように、開ける深さのところにマスキングをつけて、どこまで掘ればいいのかをわかるようにします。
こうすることで、深く掘りすぎる心配がなくなりますので、心配な方はやってみましょう。
深くあけすぎの心配はこれでいらないね!!
ストラップピンビスの拡張加工
そしていよいよ、電動ドリルを使って、ビスの下穴の拡張加工を行っていきます。
一応、電動ドリルは危険な工具でもあるので、最新の注意を払って取り扱いましょう。
下穴を拡張する際は、左右上下、しっかり直角になっているのかを確認し、あとは掘りすすめるのみです!
こちら側は少し貫通しそうで怖いと思いますが、大丈夫ですので安心して掘って仕舞いましょう。
怪我には気をつけてね!
ロックピンの取り付け
ビス穴の拡張が終わりましたら、あとはロックピンを取り付けるだけです。
一応ビスがきつすぎないか確認し、大丈夫そうであればそのまま締めていきます。
ストラップ穴の拡張とロックピンの取り付け
ロックピンをエレキギター本体に取り付けたら、次はもう一つのパーツを、ストラップに取り付ける必要があります。
この際、ストラップ穴のサイズが小さい場合がありますので、その場合はハサミやカッターで無理やり空けます(笑)
なんとかねじ込んだら、丸い輪っかになっているワッシャーというパーツを先に入れ、そのあと六角ナットを締めます。
ここが緩んでストラップが取れると元も子もないので、フルパワーで締めましょう。
また、使っているうちに緩んでくることがあるので、定期的に緩んでいないかチェックすることもオススメします。
ロックピンの取り付けが終わったら、実際にストラップを取り付けて、問題がないか確認しましょう。
問題なさそうでしたら、それで完了です!
作業お疲れ様でした!
他にも便利な記事を公開しているので、見ていってね!