こんにちは。エグゼムギターのメタル高橋デス!
本日の記事では、意外と知られていない正しいエレキギターの弦交換について解説していきます。
ギターの弦交換は、ギタープレイヤーであれば誰もが行なって当たり前の作業であり、出来て当たり前の部分です。
ただ、現場の声を聞くと、それなりのギタープレイヤーでも、意外と正しい弦交換が出来ていない方が多いようです。
ですので、今回の記事で、正しい弦交換について知っておいていただき、最高のプレイアビリティのギターを目指していただきたいと思います。
- ギターの弦交換が苦手
- 自分の巻き方が正しいのかわからない
- チューニングがよくずれてしまう
- 巻き方が汚くなってしまう
- 弦交換中に弦を切ってしまう
- ギター初心者でまだ弦交換をしたことがない
- 正しい弦交換の方法を知ることが出来る
- 綺麗に弦を巻くことが出来る
- チューニングのずれを解消出来る
- 弦の巻き方を見られて恥ずかしい思いをもうしない
まずは動画をご視聴ください!
弦交換は誰でも正しく出来る必要があるね!
まずは動画で解説しているのでそちらを見てね!
ギターやベースの弦交換をする前に行うこと
これからエレキギターの弦交換について解説していくのですが、まずその前に行なっておいた方が良いことがあります。
それは、エレキギターのクリーニングです。
普段、弦が張っている状態ではやりづらいエレキギターのお手入れを、弦交換をするついでに行なっておくことをオススメします。
その方が、ギター本体を清潔に保ち、長持ちします。
ですので、自分が普段使っている愛機を必ずクリーニングしましょう。
各所のお手入れ方法はこちらの記事で解説していますので、ご確認ください。
自分のギターをこの機会にピカピカにしちゃおう!!
ギター弦交換の料金相場について
そして次に、エレキギターの弦交換をリペアショップなどに依頼する場合、どれくらいの料金がかかるのかについて、念の為お教えしておきます。
ギターの弦交換について苦手意識がある方や、面倒臭いと感じている方は、ショップで弦交換をしたいと思っている方が非常に多いです。
プロに行なってもらえるので、それはそれでいいのですが、個人的には弦交換くらいは自分でやった方がいいと思いますよ。
一応、調べた限り、料金相場はこのくらいでした。
弦交換のみ 1000円前後
基本セットアップ込み 3000円前後
弦交換のみでしたら、ほとんどのショップで千円前後で行なってもらえます。
そして、軽いネック調整や弦高、オクターブ調整込みで行なってもらう場合、3千円くらいが料金相場となっています。
これを安いと感じるか、高いと感じるかは人それぞれですが、このくらいの内容は、当ブログやYouTubeでこれから解説しますので、自分で出来るようになることをオススメします。
確かに弦交換くらいは自分で出来るようになった方が良いね!
ギターの弦交換を行う頻度や時期は?
次に、そもそもギターの弦交換はどのくらいの頻度と時期を目安に行えばいいのかについてです。
ギターの弦交換を行う一つの目安としては、新品の弦の輝きがなくなってきたときです。
ほとんどのギター弦は、新品状態ではピカピカに輝いていると思いますが、ある程度使っていると輝きが失われ、黒ずんできます。
そうなってきた時が弦交換のタイミングではあります。
また、明らかにサビてきた場合はもちろんのこと、チョーキングをした際にフレットと擦れてザラザラした感触がある時もマズイですね。
そういった症状がなくても、1ヶ月に1回くらいが交換頻度としては目安になります。
夏は弦交換の頻度が高い時期
夏場は湿度が高いことに加え、手に汗をかきやすいため、弦の劣化が早くなります。
サビた弦を放置していると
弦交換をサボって、古い弦をそのまま使い続けていると、様々な弊害が出てきます。
フレットの摩耗が激しくなる
音が悪くなる
サスティーンが短くなる
演奏中に弦が切れやすくなる
手が臭くなる
酷い状態の弦の場合、フレットを削る要因になってしまいますし、弦が切れるリスクも高くなります。
また、サスティーンが短くなり、当然音も悪くなるので、なるべく弦交換はサボらない方がいいです。
弦を長持ちさせる方法
弦交換をサボらないようにと言われても、弦は意外と高いですし、作業は面倒です。
そこで、少しでも弦の寿命を長持ちさせる方法について紹介します。
演奏後汗を拭き取る
演奏後弦を緩める
なるべく空気に触れさせない
基本的なことですが、これらの方法が有効です。
ギターの弦を鍋で煮て復活させるという都市伝説がありますが、それについては今度実験してみようと思います(笑)
適度な頻度で弦交換をすることが大切だね!
エレキギターの弦交換の順番と巻き方
それでは、メインテーマである、エレキギターの弦交換の方法について解説していきます。
今回は、レスポールと同じ、TOM&STPタイプのブリッジのギターを弦交換していきます。
- 古い弦をニッパーで切る
- ギター全体をクリーニング
- 新しい弦をブリッジに通す
- ペグに弦を通し巻く
- 余分な弦を切る
こちらが大まかな順番になります。
古い弦をニッパーで切る
まずは古い弦を緩めて切断します。
この際、弦の先端でギターを傷つけないように気をつけながら、真ん中で弦を切断します。
外した弦は縛って捨てるか、細かく切断してペットボトルに入れて捨てるなどをして処理をしましょう。
新しい弦をブリッジに通す
続いて、新しい弦をブリッジに通しておきます。
これは人それぞれですが、僕の場合は最初に全ての弦をブリッジに通しています。
ペグに弦を通し巻く
続いて、ペグに弦を通して巻いていきます。
ペグ同士の間隔2個分くらいを目安に戻す
ペグの穴に弦を通したあと、ある程度弦を戻してから巻いていきます。
その戻し具合の目安は、ペグ2個分くらいが平均です。
ただし6、5弦は弦が太いので、巻くスペースがなくなって弦が重なってしまうこともありますので、気持ち少なめです。
折り目をしっかりつける
弦を戻した後、しっかり折り目をつけておきます。
テンションをかけながら巻いていく
ここが一番重要ですが、弦を下に巻いていくために、しっかり下に弦を押さえつけながら巻いていきます。
さらに、ブリッジから弦が外れないように、指で上にテンションをかけつつ行います。
この指の形が基本スタイルですので覚えておきましょう。
余分な弦を切る
巻いている時に邪魔なので、これはもっと初めの段階でも大丈夫です。
先端が危険なので、なるべく根元で切っておしまいです。
弦交換の成功事例
こちらが成功事例になります。
弦同士が密着しており、絡み合うように下に巻かれています。
見た目的にもかなり綺麗です。
弦交換の失敗事例
そして失敗事例がこちらです。
弦が重なりあってしまい、ぐちゃぐちゃになっています。
見た目的にもダサいので、こうならないようにしましょう。
この記事を参考にチャレンジしてみよう!
ギターの弦交換をするための道具
最後に、今回の作業で使用した弦交換をする際に使う道具についてご紹介します。
これらの道具はこれからずっと使い続けるものですので、この機会に揃えておきましょう。
メンテナンス作業台やネック枕
あったらいいのが、メンテナンス台とリペアマット、ネック枕です。
詳しくはこちらの記事でご確認ください。
エレキギター弦
当然、ギターの弦を用意する必要があります。
これは完全にお好みですので、アマゾンやサウンドハウスで揃えましょう。
ニッパー
弦を切るために必要になります。
大抵のギター工房では、食い切りという工具を使用していますが、ある程度の強度のあるニッパーでも問題ありません。
ギター弦交換の時間を圧倒的に早く行うには?
弦交換で一番面倒なのは、ペグを巻くという作業です。
巷では、手動のストリングワインダーや電動のストリングワインダーが使われていますが、動画内で使用していたこのアイテムが一番最強です。
チューニングも自動で行える優れものですので、詳しくはこちらの記事でご確認ください。
必須アイテムなので、今すぐ全部買っておこう!!
他にもお役立ち記事はたくさんあるので、見ていってね!