こんにちは。エグゼムギターのメタル高橋です。
本日のテーマは、ギター初心者がエレキギターを選ぶ際の基準について解説したいと思います。
ギター初心者は最初、もしくは2本目のギターを選ぶ際に、色々と迷う点が多いと思います。
初心者なのに高いギターを買っていいの?
普通の形のギターを買えばいいの?
高級木材のギターって良いの?
音の違いも造りの違いもわからない
オーダーメイドってぶっちゃけアリ??
こんな悩みを持っているギター初心者の方には、特に役に立つ記事となっております。
まず、記事をお読みいただく前に、動画でこの件についてお話していますので、まずはこちらをご視聴ください!
世界第3位の男 Hidenori氏の意見
超有名ギター講師のHidenori氏は、初心者向けギターについて、
リスクヘッジ
体験
という視点でギター初心者向けのギターについて解説しています。
オススメしているギターはこちら。
Hidenori氏はリスクの面について、まだプレイスタイルが定まっていないので、汎用性のあるギターをオススメしています。
確かにそれは正しい意見だと思います。
21フレットしかないギターよりも24フレットあるギターの方が大は小を兼ねるという視点でも良いですし、ハムバッカーとシングル両方がついているので、そちらも良いと思います。
形も普通で弦交換もしやすいブリッジ。
ザ無難と言ったところでしょうか。
ステマででないことは確かですし、言っていることも間違っていません。
特定のギターを紹介することについてはどうかと思いますが、見た目が気に入るのであれば、このギターを無難に買っても良いと思います。
guitarfrontier007氏の意見
そして、このチャンネルでは、どちらかというと初心者にオススメのギターというよりも、手を出してはいけないギターの特徴について解説されています。
ここで話されているのは、フロイドローズは手を出さない方がいいという意見です。
確かにその気持ちはわかります。
フロイドローズブリッジは、チューニングを固定する上では最強ですが、弦交換に癖があるので、初心者には難易度が高いでしょう。
ただ、こんなのを買っちゃだめというように断言するほどでもないと思います。
結局は慣れですし、最初にフロイドをマスターできれば、他のブリッジなんて余裕ですので、そこまで怖がる必要はないと僕は思います。
弦交換のしやすさ
初心者がギターを選ぶ上で、気になるのが弦交換のしやすさがまず挙げられると思います。
ギターの弦交換は、初心者がつまづくポイントの一つでもあるので、気になっている方も多いのではないでしょうか?
弦交換のしやすさは主にブリッジというパーツの種類によって変わってきます。
一般的に売られているギターにはどんなブリッジがついているのか?
まずはそちらについてザッと紹介していきますね。
シンクロナイズドトレモロ
まずは、ストラトキャスターについている、シンクロナイズドトレモロです。
こちらは一番メジャーなのではないでしょうか。
弦交換の比較的しやすく、アームを使用したプレイも出来ますのでオススメです。
ただ、一つデメリットとして、スプリングハンガーの調整が少し難しいです。
アーム付きギターの場合、ボディの後ろにバネがついており、このバネの張力と弦の張力のバランスでギターが成り立っています。
もし、チューニングや弦のゲージを変更する場合、この張力のバランスが崩れるので、バネの締め具合を調整する必要があります。
この点が少し難しいかなと思います。
ただ、そこまで恐るほどでもないのでご安心ください。
シンラインブリッジ
続いてこちらは、テレキャスターについているシンラインブリッジです。
アームがないのでスプリングハンガーもありません。
弦を裏から通すだけですので、弦交換はメチャクチャ楽です。
TOM&STP
こちらはレスポールについているタイプのブリッジです。
TOM&STP(チューンオーマチック&ストップテイルピース)タイプのブリッジも弦交換はメチャクチャしやすいのでオススメです。
フロイドローズ
そして大ボスのフロイドローズです。
こちらはチューニングの安定性ではベストですが、弦交換が少し大変です。
チューニングを合わせる手順も増えてしまうので、面倒臭く感じるでしょう。
ただ、見た目がカッコイイので僕的にはオススメです(笑)
そこまで恐る必要もないので、ぜひチャレンジしてみて欲しいですね。
弦交換くらいは慣れで乗り越えるべき
いくつかギターブリッジについて解説しましたが、結局のところ、弦交換は慣れでしかありません。
しかも、専門家でないと交換できないような難易度のものではないので、誰でもできる作業になります。
正直、弦交換くらいで挫折していたら、ギターなんて弾けるようにはならないでしょう。
失敗しても良いので、自分で弦交換をなんども行って、ギターの構造を勉強した方が、この先のギターライフにとって+になります。
ですので、初心者がギターを選ぶ上で、ブリッジの種類の優先度は下げるべきです。
今後、弦交換についての動画や記事もアップしていきますので、そちらも楽しみにしていてください!
ギターの価格
続いて、ギター本体の価格についてです。
価格については結局のところ、各々のお財布事情に左右されます。
もちろんお金持ちであれば最初からESPの最高峰のギターを購入しても良いと思いますし、オーダーメイドでも良いと思います。
ギターに対してどれだけの熱意があって、どのくらいの価格なら生活に影響がないのかをまずは考えましょう。
手始めにやってみる軽いノリでしたら、1〜5万円くらいのギターで良いでしょう。
それなりにやる気があるののであれば、5〜20万円くらいは頑張れると思います。
ブランドのグレードについて
ギターメーカーによっては、形や見た目が同じだけど、ブランドが違っており、価格が大きく変わるものもあります。
一番わかりやすいのがESPなので、例として説明します。
ESPというメーカーのギターには、
ESP
EDWARDS
GRASS ROOTS
という3段階のブランドがあります。
ESPは価格が一番高くクオリティの最高峰のブランド
エドワーズはクオリティや価格はそれなりに抑えられたバランスの良いブランド
グラスルーツはクオリティと価格を最小限に抑えたブランド
というイメージです。
もちろんグラスルーツのギターでも十分楽器として弾けるものです。
初心者の方がギターを選ぶ際に、どのブランドを選べばいいのか迷うと思いますが、形が同じであれば、グラスルーツやエドワーズでも十分だと思います。
ぶっちゃけ、初心者にとってギターの造りや音の違いなんて、わからないと思います。
この3つを比べても言うほどの差はわからないと思いますので、それでしたら一番安いモデルを買った方が良いのではないかと思います。
後になって、バンドをやるとなった場合、ブランドも気になってくると思いますので、その際に買い換えるのも良いと思います。
初心者は高いギターを買ってはいけない??
たまにツイッターなどで、初心者が高いギターを買うことについて、イチャモンをつける輩がいます。
初心者のくせに高いギターを買うなと言う主張ですが、僕的にはふざけた発言だと思います。
そもそも他人が何を使おうが人の勝手ですので、他人が文句を言うこと自体がおかしいです。
ギター初心者であっても、高いギターを使うことは全く恥ずかしいことではありません。
自分の実力とギターの価格は全く比例しませんので、ギター初心者の方は、そんな意見は気にせず、好きなギターを使いましょう!
形、見た目
お次は形と見た目についてです。
多くの方は、無難にストラトキャスターやテレキャスター、そしてレスポールを選択します。
そのモデルが一番多く売られていますし、見た目に違和感もないので、周りの目を気にする日本人は、ほぼそのモデルを選択します。
もちろん、それらのギターの見た目が好きなのであれば良いのですが、他にカッコイイ形を見つけたのであれば、そちらを買うべきです!
ギターの形と見た目に関しても、自分の好きなものを突き通しましょう。
オーダーメイド
そして、こちらのテーマは誰も話ていませんが、初心者でオーダーメイドギターってどうなの?というお話をします。
初心者でオーダーメイドという選択肢が普通の人の頭の中にないので、この議題がでることがまずありませんが、僕的にはOKだと思います。
どの仕様が好みなのかすらわからない状態だとは思いますが、自分が理想とする形のギターがない場合、オーダーメイドも一つの手段ではあります。
値段は20万円〜してしまいますが、はじめに一本作っておいて、それをずっと使い続けるのも良いと思います。
流石に初めからオーダーはやりすぎだとは思いますが、止める理由がないため、その点も自由に考えましょう。
楽器屋に行った際の注意点
お次は楽器屋に行った際の注意点です。
ギター初心者が楽器屋に行くと、必ず店員に目をつけられます。
店員も仕事なので仕方がないですが、ギターを買ってくれそうなカモを見つけてセールスをしてきますので、知識のない初心者は話に乗せられやすいため、注意が必要です。
特に、高級木材を使っているだけのハイエンドギターには注意が必要です。
ご自身が気に入ればいいのですが、高級木材を使っているからと言って、音がいいとは限りませんので、そのようなセールスに負けてはいけません。
一番良いのは、一度帰って冷静に考えてから購入を決断することです。
楽器屋の店員は、初心者をカモにするために、必死に高い楽器を売ろうとしてきますので、その場では決断せず、本当にそのギターを買って後悔しないのかを考えましょう。
ヴィンテージギターってどうなの?
世の中には、昔に作られたヴィンテージギターというジャンルのギターが存在します。
お値段は50万はくだらないですね。
100万円以上がスタンダードです。
そのほとんどはフェンダー製のストラトキャスターかギブソン製のレスポールです。
一部のマニアには好まれて仕様されていますが、正直これだけはオススメ出来ません。
値段が高すぎるという理由に加え、値段分の価値があるのか疑問だからです。
ストラトやレスポールが欲しいのであれば、ヴィンテージ以外にも沢山ありますので、そちらを選んだ方が良いでしょう。
ある程度ギターを弾いてみて、ヴィンテージの良さが分かるようになってから手を出すことをオススメします。
ヴィンテージギターについての詳細はこちらの記事をご確認ください。
ギター初心者はどんなギターを買えばいいのか?の結論
様々な視点から、初心者は結局どのギターを買えばいいのかについて解説しましたがいかがでしたでしょうか?
ギターについては、答えがない世界ですので、はっきりとした答えは出せませんが、一つ結論として言っておきたいことがあります。
初心者は好きなギターを買え
それが結論ですね。
周りの意見を聞くことも大切ですが、時には気にしないことも大切です。
自分がお金を払う価値を感じれば、それが正解ですので、ぜひご自身が欲しいと思うギターを探してみてください。
ギター探しはサウンドハウスが安いのでオススメです。