こんにちは。エグゼムギターのメタル高橋デス!
今現在、世間はコロナ一色で大変なことになっていますよね。
当然その影響は楽器業界、ギター業界にも影響を及ぼしてきます。
今楽器業界で働いている方やこれから就職を考えている方は、楽器業界の今後の動向が気になるのではないでしょうか?
ですので、今回の記事で、楽器業界が今後コロナで衰退していくのか?について予想をしてみたいと思います。
まずは、こちらの動画で詳しくお話してい流ので見てね!!
ギター業界の立ち位置について
コロナウイルスによって様々な業種に影響が出てしまっていますが、その中でも今回はギター業界についてお話していこうと思います。
楽器業界の中にギター業界があるわけですが、まずはその立ち位置を把握しておきましょう。
まず、この世界にある業種を二つに大きく括ると、
生活に必要な物やサービスを売っている業種
エンタメ業種
の二つがあります。
生活に必要な業種は、食料品を売っているスーパーや電気ガス水道など、生きていくために必要な物やサービスを売っている業種になります。
このような業種は、一定以上の需要があるので、なかなか衰退しにくい業種です。
その一方、エンタメ業界は、生きていくには最悪必要ない業種です。
趣味として扱われているジャンルがほぼこれに当たるのですが、当然音楽系のジャンルもそれに当たります。
音楽業界を細分化
エンタメ業界の中に音楽業界があるのですが、その音楽業界の中にも様々な業種が存在します。
そしてさらに、音楽業界の中に楽器業界があり、その中にも色々あるわけです。
ギターベース
ドラム
オーディオ
ピアノ
管楽器
etc
こういった業種がある中に、ギター業界という小さな業界が存在しています。
今回は狭い世界ですが、ギター業界にフォーカスして、今後の動向を予想していこうと思います。
ギター業界は音楽業界の末端にあるんだね!
ギター業界はコロナで今後衰退していくのか?
本題の、コロナウイルスがギター業界に及ぼす影響についてです。
結論から言いますと、今後ギター業界は衰退していくのではないかと思います。
世界的な経済の落ち込みに続いて、業界の末端にあるギター業界には、様々な悪影響が出てくるのではないでしょうか。
その理由を今から説明していきます。
世界経済の落ち込みによる需要の落ち込み
まず、これは楽器業界だけに限らず、世界全体の経済が衰退しているため、社会全体で消費が落ち込んでいます。
ですので、世界経済の落ち込みと同時に、楽器業界も底下げしていくと思います。
経済が悪くなると、末端の業界へどんどん影響が出てくるので、これからどんどん廃業するところも出てくるでしょう。
エンタメ業種は真っ先に節約対象になる
先ほどギター業界はエンタメ業界の中にあると説明しましたが、エンタメ業界は、生きていくのに最悪必要ないので、真っ先に節約対象になります。
まずは生活が優先され、お金に余裕のある人のみ、高価なギターを購入する流れになると思いますので、このご時世で新しいギターを買う人は少ないと思います。
いるとしたらかならい頭がぶっ飛んでいる人だと思いますが、ギター業界的にはそのようなロックな生き方をしている人は大歓迎です(笑)
全体の収入が下がり楽器を買えなくなる
世界経済が悪くなると、連鎖的に色々な会社の業績に影響が出てきます。
そうなると、そこで働いている人たちの給料も下がり、趣味に使うお金がなくなってしまいます。
ギターが抱えている問題の一つとして、基本的に値段が高いという特徴がありますので、余計に買えない人が増えてくるでしょう。
供給過多な市場なので、売れ残りが増える
そしてギターは基本的に供給過多です。
毎日多くの木材を削って何本もギターを製造していますが、そんなに毎日バンバン作らないといけないほど、供給が足りていないという状況ではありません。
むしろ、楽器店にはギターが有り余っていますので、明らかに供給過多です。
ギターが足りなくなるという状態は今後のないと思いますし、売れ残りが増えると楽器店の経営も厳しくなるとでしょう。
ただでさえ供給過多なので、無駄に製造しまくっているメーカーの中で廃業がいくつか起きそうです。
そもそも儲からない非効率なビジネス
そして、ギタービジネスは基本的に儲からない非効率なビジネスです。
木を削って塗装して売るという、かなり古典的なビジネスで、基本スタイルは数十年変わっていません。
今現在ですら、ギター業界の収入はとても低く、平均年収には到底届きません。
平常時ですらこのようなカツカツ状態ですから、コロナ騒動が直撃したら絶望的でしょう。
ギター業界については、こちらの記事を参考にお願いします。
世界経済が落ち込むと、みんなのお金がなくなっていくから、ギターを買う余裕なんてなくなっちゃうよね…
楽器店に気軽に遊びにいけない情勢
コロナウイルスによって外出自粛が続いていますが、それによって楽器店へ遊びにいく機会も激減しているでしょう。
ギターが抱えているもう一つの致命的な問題が試奏問題です。
ギターは基本的に試奏をして買う物という特徴が、業界のIT化を妨げている要因です。
オンラインショップでも買えますが、基本的にオフラインで楽器店に行かなくてはいけないという特徴によって、大打撃を受けていると思います。
楽器店に行く人が減れば当然売り上げは落ち込み、業界全体の衰退にも繋がっていくと思います。
確かに楽器店には遊びに行きづらい…
バンドマンの死滅
バンドマンの存在は、ギター業界にとって、とても大きな存在です。
ライブハウスが危機に陥ることによって、活動拠点にしているバンドの活動にも影響が出てしまいます。
どんどんバンドの活動が縮小していき、音楽産業にも影響が出るのではないでしょうか。
ギター業界は、音楽業界の第一線で活躍しているバンドマンへ楽器を提供し、下から支えている立場にあります。
ですので、演奏する人がいなくなってしまうのは、ギター業界にとって死活問題なのです。
勿論、個人で家で弾いている人は山ほどいますが、やはりバンドマンの影響はとても大きいです。
バンドマンに憧れて楽器を始める人もいますし、バンドマンもライブをする場がなくなると、そこまで機材も必要無くなりますので、新たにギターを調達することもなくなるでしょう。
ギター業界は、演奏する人がいてなんぼだからね
楽器フェア開催中止危機による販促の低迷
前回の記事でも解説した通り、楽器フェア2020の開催が危ぶまれています。
楽器業界最大の展示会は、ギター業界活性化に大きく貢献しています。
こういった一世一代のイベントがなくなってしまうと、販促の低迷に繋がってしまいます。
2020楽器フェアについては、こちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。
楽器フェアが中止になったら悲しいっす
楽器店がこれから減少していく?
コロナウイルスの騒動によって、社会が一気に変わってしまいましたよね。
ワクチンや薬の開発が絶望的のような記事も多くあり、最低2年は外出自粛が続くとも言われています。
そうなってくると、楽器店はかなりキツイですよね。
ただ、オンラインショップの需要は高まっていますので、今後はどんんどんオンラインへシフトしていくのではないかと思います。
ギター業界はIT化が遅れていますから、そこに乗り遅れた楽器店はどんどん淘汰されていくでしょう。
ちなみにうちのエグゼムギターは、初めからオンラインが主流なので、コロナの影響は全く受けていません。
基本的にオンラインでの打ち合わせなので、無問題です。
業界全体もこれから時代に合わせて進化していく必要があると思います。
サウンドハウス最強説!
ギター業界の今後の動向でポジティブな要素
楽器業界、ギター業界の今後の動向について、かなりネガティブな話になってしまいましたが一応ポジティブな面もありますので紹介しておきます。
音楽はこの世からなくならない
音楽というエンタメは、この世から絶対に無くなりません。
なので、一定数以上の需要は常に存在しています。
この点は安心材料の一つですね。
ギターの需要は一定数必ず存在する
音楽の需要に関連して、バンド音楽についても一定の需要が存在します。
楽器の中でギターの人気は根強く、常に一定の需要はありますので、その点は安心できると思います。
オンラインショップは活性化していく
楽器店がピンチではありますが、今まで楽器店に集中していた需要が、どんどんオンラインショップへ移行していると思います。
サンドハウスを初め、アマゾン、楽天といったネットショップ。
もしくは楽器店が行なっているオンラインショップでの買い物が主流になっていくと思います。
ギター本体については、やはり試奏が問題になりますが、試奏なしでもOKというプレイヤーは意外といますので、オンラインショップでの売り上げは増えると思います。
ギター音楽は絶対になくならないので、今後も活性化して欲しいにゃ
10万円給付されたら勿論楽器機材を買おう
ということで、今後のギター業界の動向について色々書いてきましたが、やはり今後は厳しい時代になるでしょう。
ただ、こんなご時世だからこそ、音楽というエンターテイメントを盛り上げていきたいですね。
今政府とは、国民全員に10万円を給付すると言っていますが、
もしあなたがこのお金を貰ったら何に使いますか?
もうお分かりですよね。
そうです。
貰った10万円は全部楽器に使っちゃいましょう(笑)
こんな時こそ現実逃避して、ギター演奏に集中してみてはいかがでしょうか?
今から欲しい機材をサウンドハウスで見つけておきましょう。
サウンドハウスで今すぐMy New Gear!!
他にもたくさん記事があるので見ていってね!!